《MUMEI》

「こ!これは!!?」


ニアは驚愕した――…!!




真っ更なページに大きく書き殴られていた文章――……。




――…それは…………





『ネイト リバ   ………………




……… バーカ!(笑)』




そこには長音記号の抜けたニアの名前と、侮辱の言葉が書き殴られているだけだった!



ニアのプライドが音をたてて崩れ去り、その顔色が屈辱に染まる…!



「ああ〜ッ!ハッハッハ!!」


窓の向こうに居る出来杉の笑い声が、ニアとドラミの脳裏に、耳障りなまでに甲高く木霊していった――…!

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