《MUMEI》
コウ先輩
コウ先輩「よう、麻美、久しぶり」
 
麻美「…」
 
エリとなっちゃんが挨拶した
コウ先輩?俺ね知らない先輩だ
 
やたら、馴れ馴れしくて
女子達に遊び行こうと、誘ってる
 
みんな、嫌そうだ
 
コウ先輩「麻美乗れよ」
 
麻美「遠慮します」
 
コウ先輩「いいから乗れよ」
麻美の手を引っ張ってる
 
麻美「放してよ!」
 
俺「ちょっと強引過ぎじゃないですか?」
 
コウ先輩「何だ、お前」
「俺に意見するのか!」
 
なっちゃん「優斗、止めなよ、たち悪いよ…」
 
なっちゃんが、小声で俺に言った
 
俺、いきなり胸ぐら掴まれた
コウ先輩「ガキが何意見くれてんだぁ!!」
 
エリ「コウ先輩、止めて下さい!」
 
エリが止めに入った
その、エリを突き飛ばした 
エリ「きゃっ!」
 
コウ先輩「うるせー、エリ、黙ってろ!」
 
エリは、アスファルトの上に転んだ
 
麻美「止めてよ、用があるのは私でしょ」
「みんなは関係ないじゃない!」
 
コウ先輩「麻美、じゃぁ、この前の続きしようぜ」
「その前に、この野郎に、少し、わからせてやらないとな」
 
俺の胸ぐら掴んだまま、裏へ…
 
俺、コウ先輩の腕を掴み
手を放さした
 
コウ先輩「くっ!」
 
俺「…」

俺はさらに力を入れた
 
コウ先輩「い、いてぇ、て、てめえ!」
 
俺は先輩の腕を後ろにさせ、背中で高く上げた
 
俺「折られたいっすか?」 
俺、握力、60以上あるんだよね
 
コウ先輩「止めろ、てめえ…」
 
俺はさらに、先輩の腕を高く持ち上げた
 
コウ先輩「がっ!わかった、わかったから放せ」
 
俺は先輩を、突き飛ばした 
俺「…」
 
コウ先輩「ちっ、」
 
コウ先輩はバツ悪そうに車に乗って帰って行った
 
エリ「ありがと」
 
なっちゃん「…後が恐いね…」
 
麻美「優斗、大丈夫」
 
俺「大丈夫だよ」
「エリ、大丈夫?膝、すりむいてるぞ」
 
しゃがんでエリの膝を見た 
エリ「うん、大丈夫」
 
俺「ファミマでバンソコ買おうか?」
 
エリ「へーきだよ」
 
なっちゃん「先輩、戻ってくると厄介だね、帰ろうか」
 
エリ「…そうだね…」
 
せっかく、楽しかったのに…
あーぁ、最悪…
 

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