《MUMEI》 【第5便】∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ 新木へ 最近ウチ思うようになってんけどな、ウチ‥あんたの事ちょっとづつやけど分かってきた気ぃするんや。 ウチもどっちかていうと活発な方やないし、人見知りしたりもすんねん。 そんなウチがあんたを好きになって、あんたを想うようになって‥あんたの姿追いかける内に‥ホンマにちょっとづつやけど、分かってきてん。 独りが好きやとか、本読むのが好きやとか、──。 あんたの事知る度に、もっとあんたを好きになってく。 これて、やっぱりアカンかな──。 でもこれだけは言わせて。 ウチは心からあんたに惚れとる。 せやから、また手紙書かせて。 ほな、また学校で会おな。 小坂 ∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |