《MUMEI》 呼び出し案の定、コウ先輩に呼び出された 麻美と一緒に この前のファミマに 兄貴も一緒だ コウ先輩「この前の借りを返さなきゃな」 「土下座、するなら、許してやるよ」 俺「何か勘違いしてないっすか?」 「頭下げるの先輩の方でしょ」 コウ先輩「なんだとぉ、こらぁ!」 俺「嫌がる女、車に乗せるなんて、男のやることじゃないっしょ」 俺いきなり殴られた 麻美「止めてよ!」 コウ先輩「麻美、俺と一緒に来いよ、そしたら、こいつ許してやるよ」 麻美「…」 麻美の肩に手をまわす、コウ先輩 俺、立ち上がって、コウ先輩の兄貴の前に行った 俺「…始めようか?」 コウ先輩「何考えてんだこいつ」 ヘラヘラと笑いながら、言った 俺「あんたの弟は、どうにでもなるよ、」 「強いのは、あんただろ」 パンチパーマに色メガネ 昭和の不良みたいな奴だ 俺「…」 人通りもあるし、まぁ殺されることはないよな… 今さら、後に引けないし… コウ先輩の兄貴は、無言で俺に近づき、 素通りした ? コウ先輩の前に立ち 麻美を遠ざけ コウ先輩に平手が! もう一発! まただ! コウ先輩の頬が真っ赤だった コウ先輩「なんだよ、兄貴!」 コウ先輩の頭掴んで車へ戻って行く ??? 「悪かったな」 コウ先輩の兄貴が一言だけ、そう言って、立ち去って行った 俺「ふぅ…」 あー恐かった… 麻美「大丈夫、優斗?」 俺「大丈夫だよ」 今になって、脚が震えた とにかく、よかった、無事で 兄貴は、バカじゃなかったんだな 前へ |次へ |
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