貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》mission 1 新入部員確保!
まだ着慣れるはずもないブレザーを着る。
中学の頃は学ランだったのでネクタイも新鮮な感じであった
「ユキ兄、かっこいい…」
部屋を覗いていたみはるちゃんが呟いた
「この学校の制服なら近くで見るんじゃない?」
照れ隠しにそう言った
「ううん、ユキ兄だからだよ…」
さらに照れてしまった。
「ほら!有紀真、行くよ!」
さつき姉が自分の部屋に迎えに来るなんて、「でもまだ早くないかな…?」
「入学式の準備委員だから早めにいかなくちゃいけないの!ほら!行くよっ!」
手を引かれ走り出す。「忘れ物は無いですかー?」
と、みはるちゃん。
だめだ、あったとしてももう引き返せないよ。
入学初日の登校は、さつき姉のお陰でドタバタした形になってしまった。
学校は歩いて20分程、さつき姉が走れば5分あれば着くそうだ。
学校付近になると生徒がちらほらいる、そんな所をさつき姉に手を引かれ走っていく。
有名人になってしまいそうだ。
「さつきちゃん、おはよー」
「さつき先輩おはよーございまーす」
「うん、おはよー」
止まりもせず走り去る、確かさつき姉は剣道部の主将なのだが、
こんな主将でいいのだろうか?
粋なりさつき姉の足が止まる。
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