《MUMEI》

「この教室──‥」

「ぇ‥」

コンピュータ室‥。

「あの、ここがどうか──」

「ここで暫く居たみたいなのよね、犯人」

「ぇっ‥でも犯人は絵を盗むのが目的だったんじゃ‥」

「そうね、でも盗んだとしても隠れ場所って必要じゃない?」

「ぁ‥」

そうだよね‥。

「でも、何でコンピュータ室なんか──。学校じゃなくても‥隠れる場所ならいくらでもあるはずなのに‥」

「そこが核かもね(微笑)」

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