《MUMEI》
ぬくもり
なんかあったかいなぁ
 
俺「!」
 「麻美!!」
 
麻美「ん!あっ起きた、優斗」
 
麻美が俺の隣で寝てた
 
俺「…何やってんの?」
 
麻美「看病しにきたんだけど…寝ちゃったぁ」
 
夜9時過ぎだった

俺「お前、デートじゃないの?」
 
麻美「気にしないで、ふられた優斗くん」
 
笑顔で言うな!
 
俺「…」
俺は背中向けて寝た
 
麻美「今日知ったよ、エリも優斗も何も言わないから」
 
俺「もう、終わった話しだよ、蒸し返さないでくれ」 
麻美「…」
 
麻美が体温計を俺の脇に
 
麻美の顔が近い
 
麻美、痩せたかな?
 
俺「麻美、痩せた?」
 
麻美「うん、少しね」
「おばさんの晩ご飯食べてると、美味しいから、太っちゃうの」
 
俺「彼氏とデートでカロリー消費かぁ」
 
俺のからかいを、完全無視して
  
麻美「はい、着替えて来て」
 
麻美に着替えを渡され
バスルームで着替えてきた 
麻美がシーツを取り替えてベットメイクをしてた
 
俺「ありがと、大丈夫だよもう」
 
麻美「気にしないで、優斗、できたよ、はい、寝て」「ポカリ、持ってきてあげる」
 
冷蔵庫からポカリを持って来た麻美
 
俺「麻美、俺は大丈夫だから」
「さっきから、携帯のバイブ、鳴ってるよ」
「彼氏、待たせてんだろ」 
麻美「待たせてないよ、今日は会えないって言ったから」
 
麻美が携帯を見た
 
麻美「うるさいなぁ」
 「優斗、寝てて、ちょっと電話してくるね」
 
俺「麻美、普通、俺より、彼氏優先だろ」
「彼氏だって気分悪いよ」「男の看病してるって知ったら」
 
麻美「彼氏じゃないよ、電話、エリだよ」
 
俺「…」
 
隣の部屋で、麻美の声がした
「だから、そんな事言うエリが変なんだよ、もう、今日は電話しないで、寝るんだから!」
 
麻美が戻って来た
 
麻美「優斗、ちょっとずれて」
麻美が俺のベットに潜りこんで来た
 
俺「おい!」
 
麻美「だって寒いんだもん、この部屋」
 
麻美の体温が伝わってくる 
麻美「お腹すいたら、ゼリーとかもあるよ、言ってね」

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