《MUMEI》
囁き
図書館へ行ってあの白いものを調べてみる。

森の主?精霊?
壁の隅にあるパソコンでとりあえず森の精霊で検索してみた。
適当にサイトを渡りつつそれらしい文章を探す。



「………木霊?こだま……って読むのか。」
ぽつりと手に顎を置いて囁く。

本当なら樹齢が高い大木に宿る神聖なものらしい。

何故、そのような精霊様が公共の場に姿を現して下さったのか




目を閉じてあの光りの世界を思い出す。
温かさに胸がうち震えた。

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