《MUMEI》

≪ドクン‥≫

やっぱり気になる‥。

誰かに見られてる‥

いや違う‥。

何か──

気にされてるというか‥‥。

でもあまり人とは関わりたくない‥。

知らない振りをしていれば‥

いなくなるかもな‥。

そう自分に言い聞かせて──‥

僕はまた物語の世界に入る。

学校で僕の居場所はここだけ。

教室にいても‥

息苦しくて居心地が悪い。

物語の中なら居心地がいい。

縛られた日常から‥

離れていられるから──‥。

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