《MUMEI》

「どうしたんだ塁羅?食べないのか?」


「そんなちゃっちいペロペロキャンディー、この僕が食べるわけないだろ。」


「喜ぶと思ったんだけどな、じゃあ違うやつと変えてきてもらうな!」


「あっ待て!変えなくて良い、そのキャンディーは置いていけ。」


「えっ?あぁ分かった。」


綺嘉は軽く微笑み、クマのキャンディーをテーブルの上に置いた。


「塁羅はどんな形をしたキャンディーが食べたいんだ?」

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