《MUMEI》

『そんなもので良いのか?』


「そんなものとは何だ!」


塁羅は顔を真っ赤にして答えた。


『じゃあ街に一緒に買いに行こう、買ってやるから好きなの選べ。』


「街…一緒に買い物…。」


さっきまで、真っ赤だった顔がいきなり真っ青になった。


『どうしたんだ塁羅?』


「僕は一緒には行かない、紫吾お前1人で買ってこい。」

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