《MUMEI》

(あぁ、もう…)


そうこうしているうちに、俺のベルトは外され、ズボンも下着も脱がされてしまった。


「な、…んだっ…大丈夫じゃ、ないか…っ!」


俺を見下ろす祐也はとても病人とはおもえないほど生き生きしていた。


(そりゃ、するさ)


俺の体は、下半身は悲しいほどに反応していた。


(最近ヤッてないしなあ)


時々メイドとヤッていたが、最近は忙しかったし祐也の看病で忙しくて


…はっきりいって、溜っていた。


?


祐也がいきなり俺から離れた。


(やっと、戻った…か?)


シャツ一枚の情けない姿の俺は起き上がった。


!?


そこには、全裸の祐也がいた。


俺を押し倒した時に、一緒に床に落ちた祐也は、いそいそとベッドに上がった。

(ま、ま、まさか…)


ものすごく、嫌な予感が俺をよぎった。


「なぁ…也、祐…」

「やっぱり…」


祐也は、いつも旦那様にするように四つん這いになり、俺を求め始めたのだ。


しかも、俺が近くで喋っても、やっぱり気付いていない。


(…どうしろっていうんだ)

俺は、俺に向けられた祐也の白い尻を出来るだけ見ないようにため息をついた。

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