《MUMEI》

ピチャッ


「ンッ…アア…」


いつも旦那様がしていくように、舌と指で優しく祐也の中をほぐしていく。


(もう一本、大丈夫か?)


正確に比べた事は無いが、俺のは旦那さまより


普通より、大きい。


だから、俺は祐也に気付かれないか緊張しながら指を三本に増やした。


「早く、き、てぇ…」


祐也は、腰を振りながら俺を挑発した。


(大丈夫そうだな)


俺は指を一気に抜くと、ゴムを装着した自身を一気に祐也の中に入れた。


ズッ!


(キツイな、さすがに)


俺は、祐也の腰や背中を撫でたり、背中に舌を這わせたりしながら、腰を動かし始めた。


「ア!…イィ…もっと、もっと動いてよう、愛してよう…也祐ぅ…」

「ッ……」


祐也は甘い声で俺を煽り、腰を振ってきた。


気付くと俺は加減を忘れ、夢中で何度も激しく祐也の中を出入りしていた。


正直、ここまで気持ちのいいセックスは初めてで、溺れそうになる。


「「ハッ!…ンッ…ゥ…」」


祐也と一緒に達した俺は、大きく息を吸い込んだ。


「愛している、祐也。…生きろ」


それは、旦那様と…


俺の、言葉だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫