《MUMEI》

綺嘉は袋から出し、ウサギの形をしたペロペロキャンディーを出した。


塁羅は少しだけ顔を上げたが、すぐに顔を全体を上げた。


「僕はドラゴンを買ってこいって言ったはずだぞ!」


「あっ…塁羅、お前泣いていたのか?」


「えっ…あ…」


塁羅の目の周りは、赤くなっていた。


「ち、違う!欠伸をしただけだ。」


綺嘉は塁羅の手首を掴み、袖を見た。

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