《MUMEI》
イメチェン
大学無事合格
 
けど   私立   
 
学費と家賃だけ出してくれるって…
 
バイトしなきゃ
 
卒業式を終えて直ぐ
俺は髪を切り
少し茶色にした
 
新しい生活に期待が膨らんだ
 
遊びたいけど、当座の生活費を考えると…
 
俺「…早めに行って、バイトさがさなきゃな…」
独り言だった
 
麻美「いついくの?」
 
俺「麻美、来てたのか?」 
麻美「うん、おばさんのご飯、食べに来た」
 
俺「来週にでも行こうと思ってる」
 
麻美「そっかぁ」
「…イメチェンしたんだ」 
俺「変か?」
 
麻美「ナンパ学生みたい」 
麻美はけらけら笑ってた
 
俺「服がこれじゃなぁ」 「東京で笑われるかなぁ」 
麻美「明日、服買いに行こうよ、付き合ってあげるよ」
 
俺「たすかる、人並みにしないと、田舎者って笑われるからなぁ」
 
母「東京って言っても山の中でしょ、色気づいてないで、早くご飯食べなさい」 
麻美「山の中なんだ」 
 
確かに、駅から離れると
何にもないけど…
 
笑われるとムカつく…
 
俺「麻美は、決めたの?」 
麻美「うん、SHOPの店員さんだよ、しばらくフリーターするんだ」 
 
俺「そっかぁ」
 
麻美、就職決まってたのに、行かないんだ…
 
その時は深く考えなかった 

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