《MUMEI》 「んだよソレ!!ひでぇよ!!俺は遊ばれてたのね!!?」 いきなり大声で叫んだ。周りの客に迷惑だしッ! つか、恥ずかしいしッ! 誤解されんじゃんッ!! 「人聞きのわりぃコトいうなよ!!お前が勝手に襲ってきてんだろッ!!」 周囲の視線は一気に集まり、背中に刺さる。 「いいだけヤらせといて……ふがっ…。」 拓史の口を抑えたのは文弥だった。 「君らなに大声でとんでもないコト言ってんの…汗」 「文弥さん…」 「だって……ッ。ふがッ」 また騒ぎ立てようとした口をすかさず文弥は抑えつける。 「すみません。席ここと離してもらっていいですか?」 と店員に微笑む。 「ではあちらを…。」 店員が指したのは角の席だ。 「じゃあそこで。いくぞ。」 「おいッ…ふざけ……ッ」 また拓史が騒いで抵抗するが、 「はいはいはいはい…」 と文弥がなだめて、力付くて連れて行かれた。 前へ |
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