《MUMEI》

ドラミが、そのシナリオの全貌を理解したとき――…



秋の日の公園で、しずかにもたらされた慈しむような優しさの思い出が…



…傷心に暮れるドラミを実の姉のようにいたわってくれた温もりが…



…音を立てて崩れ去ってゆく――…。



「…どうして?…嘘ょ…


…これは…“夢”…でしょ…?」


ドラミは、かすれるような声を絞り出すのがやっとだった。




「いいえ。……夢じゃないのよ……ドラミちゃん…。」



しずかは、右手を高く掲げ――…



その指を鳴らす準備を整えた――…。

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