《MUMEI》

「服は全部売ってきたか?」


「はい、お金はどうしますか?」


ラルンは茶封筒を懐から出した。


「お前が持ってろ。」


「畏まりました。」


ラルンは懐へとしまい直した。


「ラルン、紅茶をもってこい。」


「はい、畏まりました。」


ラルンは一礼し、部屋から出て行った。

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