《MUMEI》

綺嘉は一気に10冊の漫画をベッドから出し塁羅の元に戻ってきた。


「それが綺嘉のおすすめか?」


「あぁそうだ、俺も気に入っている漫画なんだ。まだ完結してないけどな。」


「そうか、僕に読んで聞かせろ。」


「分かった。」


綺嘉は漫画を開き、絵も塁羅によく見えるようにしながら声に出し読み始めた。


その間にラルンもやってきて、塁羅は紅茶を飲みながら聴いた。

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