《MUMEI》
まさかの争奪戦!?
今日は遅刻ギリギリで何とか授業に間に合った。

放課後──

私は会議室に向かう。

「よしっ、まだ4時20分だから余裕だ♪」

≪ギィ‥≫

「こんにちは〜♪ って‥あれ?」

まだ誰も来てないのかなぁ‥。

「取りあえず中で待ってようかな──」

そう思って扉を閉めた。

≪グッ≫

「!?」

誰かに襟首を掴まれた。

≪ダンッ≫

「ゎぁ!?」

後ろは壁。

明かりを消してるから‥‥

目の前にいるのが誰なのかが分からない‥。

≪ドクンッ‥≫

こ‥

恐いんですけど‥っ。

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