《MUMEI》 通路の暗さに目が慣れてくると、迷路のようになっている通路を、カンカン音を鳴らして進んでいった。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ だいぶ奥まで進んだヴァイス。するといきなり暗闇の中からライトを照らされた。 「〔ヘビ〕!!」 ライトを照らした相手はヴァイスに叫んだ。 「〔カエル〕。ネロ、眩しいよ。」 「へへっ」っと笑い、ライトをよける。 そこには、変わった形のゴーグルを着けたボサボサ頭の少年が。 「遅かったな!」 ゴーグルを額に押し上げながら、ヴァイスに言うネロ。 彼の頭の上に乗っている丸っこい生き物・ポルポも、そうだと言わんばかりにピョンと跳ねた。 「ちょっと登れるだけ登ってみたんだ。」 「そんで?」 ネロは後ろにある通路に入りながら聞いた。 ―――だが 前へ |次へ |
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