《MUMEI》 ―――…カチャッ……。 ニアはその合図に、今にもドラミを撃ち殺そうと拳銃の撃鉄を引き起こす…。 「…もうおしまいよ…。 ……観念なさい……。」 しずかは、不気味なまでに優しい口調で、ドラミに覚悟を促した――…。 もはや―――… ドラミがどんな抵抗を企てようとも、しずかがその指を鳴らすだけで、ニアにトリガーを引かせることができる。 突きつけられた銃口は、ドラミを絶望の淵へと追いやった――…。 「……くっ……………。」 ドラミは辛そうに眼を閉じて―――… ―――…死を覚悟した…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |