《MUMEI》

塁羅は勳羅に抱きついた。


「またあの夢を見たんだね。」


塁羅は必死に声を消しながら泣いた。


勳羅は優しく塁羅の頭を撫でながら囁いた。


「塁羅は悪くないよ、あれはただの事故だったんだから。」


その光景を綺嘉と紫吾は無言で見ていた。


でも自分たちには
何も出来ないと思い


綺嘉は頭から布団を被り、紫吾は寝返りをうった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫