《MUMEI》

警視庁捜査一課の滝谷慎一は 通り魔による殺人事件で捜査に駆り出されていた。
「目撃者の話しによると、犯人は男、長身で、ジーンズに黒いパーカー。顔はパーカーのフードを被っていたため見えなかったそうです。」

もちろん
その程度でわかるわけがない。

これで3度目だが、
どの情報もたいしてかわらない。
ジーンズにパーカーを着た男なんていくらでもいる。


滝谷は空を見上げてため息をつき、

「あいつに頼むか。」
と言った。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫