《MUMEI》
旅立ち
あれから、麻美は、家にも帰って来なかったようだ
 
友達の家に泊まって、遊んでるらしい
 
俺「じゃあ、行くね」
 
母「気を付けるんだよ」
 
麻美の母「頑張ってね」
 
俺「大丈夫だよ」
 
麻美の母「まったく麻美は、優斗君が東京行くってのに、遊び歩いて」
 
俺「麻美らしいじゃないですか」
「外国行くわけじゃないんだし」
俺は笑顔で言った
 
見送りに駅まで来ると言う2人を
丁重にお断りして
俺は駅に向かった
 
 
麻美、お前が何を考えてたかわからないけど
俺は、麻美と、初めてのSEXが出来て良かったと思ってる
ありがとう、麻美
 
メールを送り電車に乗った 
 
SEXしたって、俺は何も変わってない
 
麻美を抱いたんじゃなく
麻美に抱かれたのかな…
 
大人になるって何だろう
 
そんな事を考えながら
東京に向かった
 
 
俺「ふぅ、やっと着いた」 
これから、俺が住むワンルームマンション 
 
俺は、直ぐに、テレビを付けた 
 
独りって、淋しいものなんだなぁ
 
もう、ホームシックかぁ?笑っちゃうね… 
 
俺は、ここでがんばらなくっちゃ…
 
携帯を開けた
 
…麻美から、メールの返事は
…来なかった
 

 
‡第2部に つづく‡
 


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