《MUMEI》 貧乏俺「あぢぃ…」 蝉がうるさいほど鳴いてる 俺は生活費、ギリギリなのにもかかわらず 教習所に通ってた 大学、教習所、バイト これの繰り返し 遊ぶ時間が無い俺は、彼女の1人も出来ない… まぁ、合コン行っても、地元の車持ちにはかなわないしなぁ やっぱ田舎者には、東京は厳しい 今日の検定は受からなくっちゃ 来月まで、受けれないからなぁ 今月…後14日 残金19872円… 俺…死なないよなぁ 「あれぇ、優斗君?」 検定待合室で声かけられた 俺「あれ!…のぞみ!?」 のぞみ「久しぶり!凄い偶然だね、今日検定なの?」 俺「のぞみ、も?」 のぞみ「うん、卒業式以来だね」 高校のクラスメートの、 のぞみ、だった 卒業検定の始まりのアナウンスがあった のぞみ「優斗君、何号車」 俺「5号車だよ、のぞみは?」 のぞみ「私は1号車」 俺「また、後でな」 のぞみ「うん、受かるといいね」 俺「おぅ!のぞみ、も頑張れよ!」 俺達は、2人とも合格だった 日にちを合わせ、待ち合わせして、試験場へ 2人して、免許証を手に入れた 同郷ってのもあってか メールや電話で話す事が多くなり 俺達は、高校のときより、親しくなっていった 片想いだった、のぞみ 大学は違うけど 会える距離にいるなんて 、 のぞみからメールが来た 『土曜日の夜7時に、新宿で高校の仲間達と集まるんだけど、優斗君も来るでしょ』 俺… 『ごめん…俺、バイト休みなんだけど、今月スーパー貧乏だから…』 と、返事した… はぁ…しょせん、こんなもんだよね… バイト休みだと…まかない食えないなぁ… なんか…せつないなぁ… 次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |