《MUMEI》

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「やっぱり上に行くシャフトは警戒が厳しかったよ。」

「横に行くシャフトは割と楽なんだろ。」

「横に行ってどうすんの!
横に!」


 二人はネロが寝床にしている少し広い空間にいた。
 ネロは口をクチャクチャいわせながらヴァイスと話合っている。

「僕は本物の空を見たいんだ…。」

 ヴァイスはそう行って遠くを見るような目つきをし言う。

「なんなら、ポリツァイ片っ端からやっつけちゃおっか?」

「それはちょっと…。(汗)」

 ネロの過激な提案に思わず苦笑いするヴァイス。

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