《MUMEI》
懐かしい人
夏休み、俺は地元に帰った 
仲間たちとの飲み会で
エリと顔を合わせた
 
エリ、露骨に俺を避けるから、話しもせず、家に帰った
 
俺、特に何とも思わなかった
たいして好きじゃなかったのかも
 
麻美の姿は無かった
 
麻美に、会いたい
 
バイトがあるから3日で帰る
 
麻美…仕事かぁ…
 
会えないかな…
 
帰るとき、麻美が車で駅まで送ってくれるって事になった
 
 
俺「オス!、悪いね」
 
麻美「仕事行くついでだから…」
 
麻美は大人びてた
 
会話が…何か話さなきゃ
俺がそう思ったとき
麻美が
 
麻美「免許取ったんだって」
 
逆に気をつかわれた
 
何とか会話になったけど… 
俺は、どうしても、聞きたい事があった…
 
駅に着く前に
 
俺「麻美、電話変えたの?」
 
麻美「うん、彼氏に買ってもらったんだ」
 
…俺には、番号も、アドレスも教えないのか…
 
麻美の軽自動車が、駅前のロータリーに入ろうとする 
俺「ロータリー入るとと混むから、その先のコンビニでいいよ」
 
麻美「うん」
 
俺「なぁ、麻美…」
 「何で、俺と寝たの?」 
今聞かないと、麻美と、もう、会えないような気がした…

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