《MUMEI》
悪魔の微笑み
『……』


『??』
耳に暖かい空気…?!


『探し物は…これ?』
蓮見が背後から、耳元に囁いた。


『うはぁ〜ぁ〜!!は、ハシュミィィ(蓮見)〜〜!!』
腰が抜けそうなオレを、蓮見が〜ガッシリ抱き締める。


『あわわっ…お早いお帰りで…ってか、お前…』
蓮見の腕から逃れ、蓮見を見たオレの目に写った物は…。


『オレのトランクスゥ〜!!』
蓮見が、オレのトランクスを履いていた。


『蓮見ィ〜、脱げ!今すぐ〜!!』
思わず〜トランクスに手を掛けて…


『しまった!』
恐る恐る〜上目遣いで、蓮見の顔を…確認した。


『にこり…坂井ちゃん、積極的だね…脱がしてくれるの?』
蓮見は悪魔の微笑みでオレを抱き上げ、ベッドへと運ぶのだった。

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