《MUMEI》 昼休みまでに読んでくれるとええんやけど‥。 でも‥‥ 今まで書いてきた恋文かて読んでくれたら分かりらへんのに‥ あれを読んでくれるかどうかなんて分からへんやんな‥。 それでも──‥ 読んでくれるんやないか‥ なんてつい思てまう自分がおる。 ちらっと前を見たら‥‥ 新木は本を開いとった。 今日は何読んでんねやろ。 そない思たけど‥‥ 声かける勇気はあらへん‥。 前みたいになるんは嫌やもん‥。 前へ |次へ |
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