《MUMEI》 情報メール『誕生日 七月十日 好きな食べ物 納豆・ハンバーガー 嫌いな食べ物 キノコ類全般 好きなテレビ番組 月9 大河 お笑い系 旅番組』 (送信、と) アパートに逃げ帰った俺は、すぐに松本が知りたいと言った厳に関する情報をメールで送った。 これを知る為に、今日、松本は俺や志貴と会ってくれたのだった。 ちなみに、俺が何故厳が今観ているテレビ番組を知っているかと言うと… (うわ、今日も来たよ) 果穂さんから、毎日厳と頼のプライベート情報メールが来るからだった。 厳と頼は、今、親元を離れて高山家で生活している。 頼は、プライバシーの侵害だと、警戒している部分があるらしく、情報は非常に少ないのだが 厳は、全くの無防備で、逆にノリノリのようだ。 (気持ち悪い画像送ってくんなよな) それは、風呂上がりにトランクス一枚で牛乳を飲んでいる厳だった。 どうでもいい情報だが、頼はボクサーパンツ派らしいが、頼は半裸の写真すら撮らせてもらえないと、果穂さんが悔しがっていた。 そして 俺は、ため息をつきながら、厳の写真をいつも通り保存した。 これは、果穂さんの命令だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |