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《MUMEI》 ◆◆◆ 「なぁ、お前ほんとに‥」 訊いてもそいつは笑って尻尾を振るだけ‥。 それだけ見てりゃ案外可愛いもんだけど‥‥‥ 玖珠が言ってたのがほんとなんだとしたら‥ こいつの機嫌損ねたら呪われ‥‥‥ 「そんなに怖がらなくても大丈夫よ(苦笑)」 「でもこいつある意味かなり怖ぇ奴だぞ‥」 「言ったでしょ、『座敷童と同じ』──この子は元々悪い事をするような子じゃないわ。機嫌さえ損ねなければね」 「だからそこが怖ぇっつって‥、？」 ≪ズン‥≫ 何かさっきより重くなってねーか‥ こいつ‥。 ◆◆◆ 前へ |次へ |
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