《MUMEI》
お前最低だ!
バシーーーン…!!
思い切り、蓮見の頬を打った!!


『……』
蓮見は無言で俯いた。


『なんか…言えよ!蓮見…満足?オレを…手に入れて…?おまっ…お前…最低…。』
泣きながら…責める。


『うん…分かってる…最低…だよ。でも…坂井ちゃんを、本気で…好きなんだ…。』


『……んな…事を言ったって…騙され…ない…からな』


フワリ…
蓮見がオレを優しく抱き寄せた。


『初めて見た時〜ルイサの生まれ変わりかと思った…あんまり似てるんで…。』


『??』


『気になって…いつも見てた…』


『じゃ、オレはルイサの身代わりにされたのか…?』


『ちがっ…違う…見てたから分かる、坂井ちゃんとして…好きになった…ルイサとは…違う…。』


『ルイサは…好きだけど、恋愛感情じゃない…。』


『なんだよ…それ…意味わかんねー。』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫