《MUMEI》
我が家
まだ朝日の昇らない
午前5時30分。


…ジリリリリリリィー

軽々しい目覚まし時計の音が築何十年か経つボロアパートに鳴り響いた…。


その音を合図に最初に目を覚ましたのは、高校2年生の神埼八雲(カンザキ・ヤクモ)


この神埼家の中で
一番年上の面倒くさがり屋な長女である。

「あ〜眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い死ぬ」

パジャマのまま眠そうな足取りで台所の前に立つ



「おはよう。姉さん」
気配を感じ無いまま八雲の後ろに立っているメガネ小僧は、中学2年生の神埼菜月(カンザキ・ナツキ)長男である。


「はよっす。菜月ちゃん」
「やめてよ、これでも気にしてるんだら」
「え〜?可愛いのに〜?だったらメガネだから…メガちゅん?」
「ねぇ…お願いだからブルドーザーにぺしゃんこにされてよ」


菜月の黒い笑顔に耐えきれず八雲は

「すみませんしたァ」
真面目に謝った。




すると、所々穴の空いた襖がスススッと動きチビ2匹が現れた。

「八雲ぉお〜飯〜〜」
偉そうな態度で八雲の名前を呼ぶ悪ガキ次男の
神埼海斗(カンザキ・カイト)
小学3年生。



「海斗うるさい鼓膜破裂しちゃうじゃん!!」
(八雲)「“やぶれる”ね」

海斗の右側で手を繋いで
女の子らしく怒る海斗の双子の次女の
神埼葵(カンザキ・アオイ)




神埼家は、この4兄弟で
(必死に)暮らしている。

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