《MUMEI》
神埼家の家訓!
「なぁ〜八雲〜」
海斗は、丸型のちゃぶ台に寝そべりながら八雲に話しかけた。


「何〜?」


台所からは、野菜を切る音やら味噌汁が沸騰する音が忙しなく聞こえてくる。

「八雲ってまだ男できないのぉ〜?」
「ごふぁあッッ!!」

突然のそんな質問に味見しようとした味噌汁を勢いよく吹いた。

「きったねぇ〜♪がはは」
「ゲホッゲホゴホッやばっ…
気管に、ガハッ入った」

「焦り過ぎたよ姉さん…」
菜月の呆れ顔が八雲の視界に一瞬入る。



「何で急にそんなこと聞くの?海斗」
不思議がる葵。


「だってさ、俺いるもん……………女」
と、言って小さい小指をピッと立てて笑う




「「「………は!?」」」

3人皆アホ面。

「だ〜から、俺にはいるの!!けど八雲に男できる気配無いからさ〜?いつになったら八雲にも春がくるのかなぁ〜と思ってさ」

がはは と可愛らしく笑う

3人は苦笑い。
「しかもチュウもしちゃったしなぁ〜!」






「「「はッ!!?」」」

海斗の言葉で6秒の間。

「姉さん…。」
「わかってるよ」
「海斗のハレンチ野郎!!!」

どごぉッ 「へぶぅッ!」
葵の左ストレートが海斗の頬にモロ決まる



「神埼海斗ぉ!!神埼家の家訓を1から言ってみれぇ!」
「大事なとこで噛むなよ」

海斗は殴られた頬をさすりながら訳が分からないような顔で八雲を見た。


「はい、第一訓!!」

「え…た、食べ物は絶対に粗末にしない」

「はい、第二訓!!」

「家の手伝いをする」

「はい、第三訓!!」

「八雲の作った食いもんに変な名前をつけない」
「この第三訓て姉さん中心だよね」

「はい、第四訓!!」

「大人になるのは16から」
「はい、それぇぇぇえ!!」

どごぉッッ 「へぶらッ!」


今度は、逆の頬に八雲の左ストレートが命中。



「うごごごご。がまん…がまん俺は、に、日本男子」


「いい?海斗、あたしも鬼じゃない。好きな子と手を繋いだり、遊ぶのはいい。…けどキッスは十分大人なの!ハレンチなの!だから、そうゆうのは16になってからよ?わかった?」



「……。」
「わかった?」


「は、はい。」

八雲の真っ黒スマイルにかなわない日本男子海斗

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