《MUMEI》
玉津姫
…昔なりけり…


飛鳥時代〜大和朝廷が栄えていた頃…


大和国(現在の奈良地方)の都に、久我大臣の娘で…玉津姫(たまつひめ)と言う姫様がいたそうな…


この姫様は〜数えの十の年に顔に大きな痣が浮き出て…醜い形相になってしまった…


その為〜嫁入りの年頃を迎えても、縁談には恵まれず…辛い日々を過ごされていた。


そこで〜玉津姫様は、大和国(やまとのくに)の三輪明神へと出向き…毎朝毎晩願掛けをして祈っておった…


そんなある夜の事…
にわか雨にあった姫は拝殿で休養していた所〜急に眠気を覚え、寝入ってしまいました。

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