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《MUMEI》 「てゆうか姉さん」 「はっ?」 思わず裏声 「大丈夫なの?学校…」 「あ―――――ッッ!!!」 目覚まし時計なんかよりうるさい八雲の声。 「バカでしょ」 呆れる菜月。どっちが年上かわからないが、多分精神年齢は、菜月の方が確実に上だ 「やばいやばいやばいやばいやばいやばい死ぬ!」 テンパりまくりの姉に菜月が一つ小さくため息をつき、 「僕がチビ2匹の朝御飯作ってあげるから、学校とバイト頑張ってきて」 優しい顔で八雲に言う。 「〜ッ菜月!大好き!」 へらっと笑って 制服を取りに自室に走っていった 「…はは」 本当にバカだな 姉さんは… 知ってるんだよ? 僕等の為に毎日毎日 一生懸命働いて 何もかもの苦しみを 小さい体で抱えこんで 強がって平気な顔して ニコニコして 気づいてないとでも 思ってた? 僕は、まだ子供で こんくらいのことしか 出来ないけど 今まで貰った 沢山の暖かい ひだまりを 少しづつでも 返していくから 「はっシスコンが…」 海斗は、にやっと 妖しく笑い菜月を見上げた。 「さて、僕 超が付くほど料理音痴でね?1回家庭科授業で軽い食中毒ひき起こさせた人物なんだよ」 海斗の10倍 妖しい笑顔をにみせる菜月。 着替えのすんだ八雲が一番右側の襖から出てきた 「そんじゃあ、頼むよ菜………」 バタン。 「八雲ォォオオオオ!!」 何故か知らないが菜月の笑顔が何時もの数倍恐く 一瞬にして外に逃げた八雲。そして見捨てられた海斗。葵は、とっくに安全地帯。 「食べ物は、粗末にしないのが僕達の家訓だもんね?頑張って全っ部食べようね海斗くん」 菜月の背景は 黒黒黒黒黒黒黒黒黒黒 「ぎ、ぎゃああああああ」 神埼家の家訓にもう1つ 新しい家訓が生まれた。 第五訓 菜月をキレさしたら最後だと思え 「あたしは見てないな〜んも見てない」 前へ |次へ |
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