《MUMEI》 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 「た…だ…い…ま〜。」 既に就寝している親を起こさないように、忍び足で自室へ向かうヴァイス。 自室に着いたヴァイスはパジャマに着替え、すぐベットに潜り込んだ。 『それでさヴァイス、一つだけ変なシャフト見つけたんだよ。』 ふと今日ネロが言っていたことを思い出す。 『人が乗るものなのに、誰も近づかない場所にあるんだ。 それでいて見張りのポリツァイもいない!』 『ひょっとしたらビルの上の階なんかじゃなくて、もっと上の上……… 空の真下まで一気に行けるシャフトかも!!』 「ホンモノの…… 空……。」 ヴァイスは微笑みながらそう呟き、眠りにおちていった。 前へ |次へ |
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