《MUMEI》

…これ…玉津姫よ…


『だれ?私を呼ぶのは…』


…私は三輪明神…


そなたに告げよう…


《豊後国の深田に『炭焼き 小五郎』と申す者がおる。その者が、そなたの伴侶となる者である。信じて西へと下るが良い…そして、金亀ケ淵で身を清めよ》


…さあ、私を信じるのです…未来の為に…


玉津姫様は目を覚ましました。


なんと不思議な夢だったのでしょう…


三輪明神様が夢枕に現れて御告げを頂いたのです…


玉津姫様は〜翌年、多くの共を連れて、西へと下りました。


しかし途中に難に遇い…豊後国の深田へたどり着いた時は〜姫様、お一人になられておりました。

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