《MUMEI》

まだ変な感じがする‥。

でも──‥

嫌じゃない。

慣れない感覚なだけで‥

嫌だとは思わない。

それにあいつなら‥‥

信用出来る気がする‥。

まだ確かじゃないけど‥

でもあいつは違う気がする‥。

あいつだけは──。

≪カタ‥≫

「‥?」

ぁ‥。

鉛筆を落とし──‥

「‥‥‥‥‥‥!?」

鉛筆に触れたはずの僕の手は‥‥

先に鉛筆に触れた誰かの手に触れていた。

≪ドクン‥≫

この手は‥‥‥

小坂だ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫