《MUMEI》 それきり…蓮見は黙ったままだ…。 『蓮見…』 『な…何?』 『飯…腹減った。』 『あ…うん、何か持ってくる。』 慌てて、出て行く蓮見。 ギシッ… …ノロノロとベッドから這い出して〜服を着る。 …身体だるぅ…クッソォ…バカ蓮見のヤツ… …今の内に、帰ろう… オレは誰にも会わずに…蓮見の家を後にした。 …と車の前で呆然とした。 『鍵…忘れた…蓮見の部屋だ…』 …戻りたくない…歩いて帰るか…オレのアパートまで…割と近くだし…。 暫く歩くと…アパートの方向が騒がしい…。なんだろ? オレの横を消防車が〜サイレンを鳴らして通り抜けた。 まさか…な?ダルい身体で早足になる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |