《MUMEI》
嘘だろ?
…嘘だろ?


オレの目の前に、広がる光景に立ち尽くした。


『ははっ…アパートが…燃えてる…なんで?』


隣のオジサンの寝タバコが原因らしい…フザケンナ!…


オレの部屋…跡形もねえよ…今夜、泊まる所探さないと…。


友達に…あ…携帯…は、蓮見の部屋だ…う〜クソッ…オレ…金も持ってねえや…あはは…


フラフラと、さ迷い歩くオレ…。


オレ…何やってんのかな?…生徒に抱かれて…部屋焼け出されて、携帯、財布も持たなくて…


あ…おまけに雨まで、降って来やがった!

『どこまで、ツイてないんかな…。』


トボトボ…ザーザー…
疲れたなぁ…なんか、もうどーでもいいや…

どの位歩いていたのか?気が付けば〜公園のベンチに横になっていた。


雨が…冷たくて気持ちいいなあ…身体が熱いから…。

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