《MUMEI》

「無いなら、作ればいいんじゃない?」

「「ぇ‥」」

「作るて‥どないして‥?」

「真冬」

「ハイっ(汗)」

「このスプーン、曲げてくれる?」

「ぁ、ハイ‥」

「スプーンなん曲げてどないするん‥?」

「まぁ見てて」

「これ‥さながらマジックだよな‥(驚)。つーかそれ秋楽のだろ‥?」

「この際だから気にしないで」

「えっと、これでいいですか?」

「ええ、ありがと。それじゃ──」

「おい、まさかそれ、吊すのに使う気じゃ‥」

「そのつもりだけど?(微笑)」

「‥‥‥マジかよ‥」

「ほら、ボケッとしてないでアンタはこれを天井に飛ばして」

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