《MUMEI》
始まりの日!
雲一つない空の下、馬車は大地を蹴って小気味よく進んでいく。
月に2度、都会に行く定期のそれに俺は乗っていた。
俺だけじゃない、他にも一攫千金を夢見る冒険者や護衛の傭兵、街へ品物を運ぶ商人など様々だ。
俺の住む村では、17歳で成人として扱われ大抵の奴が村の事業を継いだり、出稼ぎに出る。
だけど、俺は単なる出稼ぎじゃない、ビッグな男になってやると、ただ当ても無く馬車へ乗り込んだクチだ…
季節は春も中頃、俺は少し古いリンゴをかじりながら、晴れ晴れとした陽気の下でこれからの出来事に想いを馳せていた。

後のにその大陸…もとい地域に名を轟かせる、カスティ・ネイル 17歳の春であった

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