《MUMEI》 新木が隣りに座って‥ ウチはお弁当箱を側に置いたった。 「食べれる分だけでええから、無理せんといてな」 自分の分の包みを開いて‥ フェンスに寄り掛かる。 「───────」 上を見上げたら‥ フワフワした雲がゆっくり流れていくのが目に映った。 隣りから漂ってくる‥ 卵焼きの甘い匂い。 ほしたら急にお腹が鳴った。 ちらっと新木がこっちを向いたような気ぃして俯いた。 意識してへんつもりやのに‥ 頬が熱くなった。 前へ |次へ |
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