《MUMEI》
‐茉莉‐
≪ザァーッ≫

「はぁ‥」

灰色の重たい空を窓から眺めながら‥

小さく溜め息をついた。

6月やから当たり前なんやけど‥

いきなり降ってくるんやもん。

当分止みそうにないな‥。

風も強なってきた‥。

困ったやんなぁ‥。

朝は晴れとったから傘忘れて来てもうたし‥。

「〜〜〜〜〜〜‥」

どないしよ‥。

雨‥‥

帰りの時間までに止んでくれへんかな──‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫