《MUMEI》

「美春、夏芽、ちょっとこっちに注目(笑)」

「?」

「何だよ、またお前は──」

「そう言わんと、気分転換や思て見てて(笑)」

「「─────」」

「ほな真冬ちゃん、箱ん中に何もない事確認してくれるか?(笑)」

私は頷いて──

箱を逆さまにして何も入ってない事を確かめた。

「ほな、よう見といてや?(笑)」

先輩は白い布を取り出すと箱の上に被せた。

それからパチンと指を鳴らして──

≪バッ≫

勢いよく布を取った。

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