《MUMEI》

「…出来杉さん……これは、いったい……どういう事なの…?」


彼女はようやく落ち着きを取り戻し、死神と奇妙なノートのことを質問してきた…。




「…………。」


僕は暫し考えこむ――…。



果たして何から説明すればよいのか………どこまで話せばよいのか……。



まさか、これからのび太を殺しに行くなんて事は、口が裂けても言えない…。




そんな思案に暮れる僕を他所に――…



「オレの名はリューク……死を司る死神だ……。(笑)


そして、お前が手に持っているのはデスノート……。

そのノートに名前を書かれた人間は、死ぬことになるのさ――…フハハハハ!」

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