《MUMEI》

老人の屋敷で〜もてなしを受け、久方ぶりに寛げた玉津姫は、グッスリと朝まで眠った。


次の朝…目覚めた玉津姫は目の前の光景に呆然とした。


老人の屋敷は跡形も無く〜玉津姫は、老木の幹に寄り掛かって眠っていたのだ。


少し離れた所に、老人も眠っていた。


…どう言う事なのだろう?
玉津姫が不思議に思っていると、老人が目を覚ました。


『おお、起きておられましたか?良く眠れましたかな、今から炭焼きの小五郎の住まう地へ向かうとしましょう。』


老人は〜何事もないように、玉津姫にそう言って支度を始めた。

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