《MUMEI》 玉津姫も、急いで支度を済まし…老人の後についていった。 人里を遠く離れ〜山際を歩いて暫くすると、小さな古ぼけたあばら屋が見えて来た。 『あれが〜炭焼き小五郎の住まいじゃよ。』老人が、指を指した。 『まあ…そうですか…ありがとうございました。』 玉津姫が〜老人の方へ振り向いた時… 今までいたはずの、老人の姿は〜書き消すように居なくなっていた。 『不思議なご老人だったこと…』 玉津姫は〜首を傾げて言った。 前へ |次へ |
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